Innsbruck
夏休みでオーストリアのインスブルックに来ましたよ。
静かでのんびりしたところです。川はどこも濁流です。落ちたら助からない感じです。
民俗と名がつく博物館は行かないわけにはいきません。
迷ってグルグル周ってやっとこさ着いたチロル民俗芸術博物館。人が少なくていい感じです。
18世紀頃の庶民の手作り感あふれる道具たちがたくさん展示されています。
木製のものが多いですね。コツコツと楽しんで、愛情を込めて彫られている感じが見ているだけでも伝わってきます。
これはなんと、木製のレモン絞り機です。
背中の取っ手をガバッと引くと、中にレモンを置く部分があり、ムギュっとプレスすると口から出てくるのでしょう、きっと・・・。
説明もドイツ語なので、推測です。汗
他にも亀のようなカタチのものや人のカタチのものもあり、オーストリア人のユーモアセンスを存分に感じることができます。すごく好きなテイストです。諸星大二郎的な・・・。
これはケーキの型ですね。相当カッコイイです!
この伸ばし棒なんて、ウロコ模様ができちゃう優れものです!欲しいっ!
謎の水差し?これに花でも挿せと?
い〜い感じの表情をされています。
突然現れる等身大木彫人形の大群!?見ているのは私一人です。。。
表情豊かで、それぞれが特徴あるコスチュームに身を包んでおります。ぎゅうぎゅう感がすごい。
ね?迫力ある表情でしょ?
一人で観てるとかなーり怖いです。
中はこうなっています。おじさん、目が怖いよ!
謎のベル。
なんとこれを鳴らすと振動でセンサーが稼働し、音楽が鳴る仕組みなんです!新しい!
そして響き渡るベルの音がシュールなことこの上ない演出です。
これはカーダーですね。
ひとつひとつ愛情込めてハンドメイドで彫られているのが愛おしいです。
これもカーダーですね。きっと。
粗野ですが、なんかカッコイイです。
美しすぎるスピニングマシーンです!あぁうっとりです。
椅子もカワイイ!なんか、木製のものがあったら彫らずにはいられなかった衝動を感じます。
文化ということで、占い盤もいくつかありました。欲しいですね。
個性がすごいです。
博物館にいたはずが、3階にある謎の自動扉が開くと、突然教会の中二階へ・・・。
なんだこれ!?とオロオロする私の後ろで不気味にしまる自動扉。ヒィ〜!
しかもこの中二階、この自動扉以外に出口無しです。ヒィ〜!
恐る恐る自動扉に手を掛けると・・・開きました!�
ってな感じで、とにかくびっくり箱のような博物館です。
扉があったら開けてみろ!これがここを楽しむコツではないでしょうか。
インスブルックに来たら、マストで訪れたい博物館でした。
ちなみに博物館の図録は古いものしかなく、在庫が2ユーロで叩き売られていました。。。
しかもドイツ語かと思い込んで、でも写真を楽しもう、と思って購入してきたこの図録、
なんとイタリア語でした・・・。帰ってきてドイツ人に何て書いてあるの?と聞いたら、
読めないよ。ドイツ語じゃないよ。って・・・。